2023/02/10 22:28


南九州に伝わる餅菓子「あくまき」

もち米のもっちり食感と自然な甘さで、現在でもたくさんの人に愛されている郷土菓子です。
保存性が高く戦陣食としても活用されていた事から、立派な男の子が育つようにと端午の節句に食べられる風習もあります。

野尻小町のあくまきは、今では珍しい "灰汁(あく)" を使うことで、もち米がふくらみ
特有の香りと食感を楽しむことができます。
味付けは付属しております「きな粉」が一般的ですが、黒蜜や黒糖、白砂糖、砂糖醤油など
お好みでいただけます。

こだわりの材料

宮崎県美郷町の木灰と、野尻町が属する西諸県郡の木灰を独自にブレンド。
この灰を濾して抽出させて出た「灰汁(あく)」を使用しています。

この灰汁が "あくまき" の色、食感など全ての出来具合を左右する大事な材料です。




地元野尻町のもち米を使用

野尻小町のあくまきは、「野尻町産」のもち米のみを使用。
もち米に独自ブレンドの灰汁を一晩吸わせ、黄色く色づいたもち米が完成します。




野尻小町のあくまきの作り方

1.下準備
地元産の竹の皮を天日干しし、丁寧に洗浄。
竹の皮を折り込み、灰汁に一晩浸けたもち米を入れます。
縛る紐も竹の皮から作っており、すべて自然由来の素材で手作りしています。



2.炊く
竹の皮に入れたもち米を2時間お湯の中にくぐらせます。
この時、もち米を確認しながら灰汁を入れて調整。
「野尻小町」の色、食感になるよう微調整を繰り返します。



3.野尻小町「あくまき」の完成
無添加、着色料未使用の昔ながらのあくまきです。
付属のきな粉を付けてお召し上がりください。